業務用コピー複合機メーカーは十数社ほど存在し、初めてコピー複合機を導入しようとした場合、どのメーカーが良いのか分からないという声をよく耳にする。
今回は、そんな方に向けてFUJIFILM(旧ゼロックス)の業務用コピー複合機の良し悪しについてご紹介したいと思う。
旧XEROXは2021年4月より社名変更し「富士フイルムビジネスイノベーション」に変更となりました。当記事は社名変更する以前に執筆したものですが、社名の表記を「XEROX(ゼロックス)」から「FUJIFILM(富士フイルム)」に変更して記載しています。
業界シェア第1位、FUJIFILMのコピー複合機ってどうなの?

業務用コピー複合機業界では1位のシェアを誇る富士フイルム。
コピー複合機のシェアは『評判の良いコピー機・複合機のメーカーはどこですか?』を参考にしていただきたい。
全国のコンビニ(セブンイレブン)で導入されており、目にしたり実際に使ったことがある方も多いのではないだろうか。
富士フイルムは顧客満足度No.1という実績を2003年から15回受賞しており、品質の高さを評価する声が圧倒的に多い。

全国の保守拠点の数が他メーカーと比較して圧倒的に多いことや、全メーカー随一の画質の高さがその理由となっている。
そんな『高クオリティ』な富士フイルムのコピー複合機について詳しくご説明する。
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FUJIFILMコピー複合機の評価・レビュー
まずは富士フイルムのコピー複合機に対する評価をワシ独自の視点で点数をつけているので、こちらをご覧いただこう。

まず特筆すべきは画質の高さ。全メーカー随一の美しさを誇ることで業界内でも高いネームブランドを持っている。
また、上記表には項目を入れていないが、保守拠点が全国に網羅されており、スピーディーで親切な対応が評判だ。逆に中古品への扱いは厳しいため、富士フイルムは新品で導入することをオススメする。
それでは、詳しい理由について、以下にご説明していこう。
FUJIFILMコピー複合機の良い点
印刷品質がとても良い
何度もお話するが富士フイルムのコピー複合機はどのモデルでも画質が非常に高い。
ここで説明する画質というのは、dpiで表記される数字以外だけではなく、人間の目で見たときのコピーの再現性・鮮明さも含まれている。
実際に保守サービスを実施するサービスマンから見ても、圧倒的に綺麗な画質はコピー複合機の全メーカー随一と言えるレベルだという。
全メーカー圧倒の保守体制
メーカーが保守対応を行う場合に限るが、保守サービスを実施する拠点数がメーカーで群を抜いて多い。具体的な拠点数は申し上げられないが、三桁を超える拠点があり全都道府県をくまなくフォローしており、文字通り全国で安心して保守サービスが受けられるメーカーだ。
Docuworks(ドキュワークス)がものすごく便利
直接コピー複合機とは関係が無いが、「Docuworks」と呼ばれる富士フイルム独自のソフトウェアで、とても評価が高く使いやすいので良い点として簡単にご紹介させていただく。
Docuworksはパソコンにインストールするタイプのファイル管理ソフトで、富士フイルムのコピー複合機と連携することでより便利に使えるようになる。詳細な説明は割愛させていただくが、パソコンに保存されているデータを一目でわかるように整理整頓できたり、PDFなどの電子書類に押印したデータを残せたりと使い方は様々だ。
また、他メーカーのコピー複合機でもある程度は連携させることができ、1ライセンス15,800円~と買い切りで使える手軽さも人気の理由となっている。
Docuworksについて詳しくはメーカーWEBサイトをチェックするか、OAランドスタッフにお問い合わせいただきたい。
FUJIFILMコピー複合機の良くない点
価格が高い
富士フイルムは全メーカーの中でも定価が高い分類に入る。
厳密にはモデルやオプションにより変わるが、同等スペックで並べるとキヤノン・リコー・シャープ・コニカミノルタの中ではもっとも定価が高いメーカーと言っても過言ではない。
しかし実際、市場に出回っている実勢価格は3大メーカーで比較すると大差はなく、どちらかというと販売店の実力により売価が異なるケースが多い。高いのはあくまで定価設定ということで、実際に購入する場合は実勢価格を見ながら判断しよう。
ただ、OAランドではダントツで価格の安いシャープの取扱いがあるため、シャープと比較してしまうと富士フイルムは価格面では高いと言わざるを得ない。
中古流通量が少ない
3大ブランドのキヤノン・リコー・富士フイルムすべて共通して言えることだが、3大ブランドのコピー複合機は中古市場にあまり出回っていない。
理由は、メーカーがリユース品を回収しているため本体自体の流通量が限られているのと、メーカーからパーツを仕入れるルートが基本的に無いため、再販するための整備(オーバーホール)が困難なのだ。
中古市場に在庫が出回らないと価格相場も下がらないため、富士フイルムのコピー複合機は新品に限らず中古品でも価格が高めの設定になっている。(旧モデルや在庫過多モデルなど、理由があるものはもちろん安く提供されている)
中古品の保守サービスは充実していない
前述したメーカーがリユース品を回収している点にも結びつくが、富士フイルムは中古品に対して厳しく、基本的に中古コピー複合機はメンテナンスができない。
販売店が自社サービスで実施している場合は、そのエリア内であれば保守サービスを受けることが可能だが、そうでない場合は基本的にスポット保守契約になるので、もし中古の富士フイルムコピー複合機を検討していた場合は注意しておこう。
結論:FUJIFILMコピー複合機を選ぶ理由
画質とサービスが圧倒的な高水準の富士フイルム。デザイナーやDPT系などの業種で「品質重視」であれば間違いなく富士フイルムのコピー複合機をオススメする。また、OAランドでは弁護士などの信用商売を行う士業の方にも人気が高い。
なお、富士フイルムで検討するのであれば、中古ではなく新品リースで導入しよう。
画質の高さと保守サービスはトップクラス!安心感とこだわりで選ばれたFUJIFILM複合機の鉄板3機種。
